1人起業家にとって、リピート率を上げるためには、お客様の「記憶」に残ることが重要です。
せっかく素晴らしい商品やサービスを提供しても、忘れられてしまってはリピートにはつながりません。

今回は、実際の事例を交えながら「記憶に残るブランド作り」のポイントを解説します。

一貫したビジュアルで記憶に残る

人は視覚的な情報に強く影響を受けます。
そのため、ブランドのロゴや色、フォント、デザインの統一感を持たせることで、印象に残りやすくなります。

例えば、ハンドメイドアクセサリー作家さんの場合

Aさんは、ナチュラルテイストのハンドメイドアクセサリーを販売しています。
彼女はブランドカラーを「くすみブルー」と決め、

  • 商品の台紙やショップカード
  • ラッピングペーパー
  • Instagramの投稿デザイン

をすべて統一しました。

これにより、お客様がSNSでAさんの投稿を見たときに、「これはAさんのアクセサリーだ!」とすぐに認識できるようになりました。

視覚的な統一感を持たせることで、ブランドの記憶定着を促すことができます。

ブランドの「らしさ」を一言で伝える

「あなたのブランドを一言で表すと?」と聞かれたときに、明確なメッセージがあると、お客様の記憶に残りやすくなります。

例えば、パーソナルトレーナーさんの場合

Bさんは女性向けのパーソナルトレーニングジムを運営しています。
しかし、競合が多く、特徴が伝わりにくいと悩んでいました。

そこで、「40代からの“無理しない”ボディメイク」というキャッチフレーズを掲げました。
この言葉をホームページやSNS、チラシに統一して掲載し、ターゲットとなる40代女性に響くメッセージを発信し続けた結果、指名予約が増えました。

ブランドの「らしさ」を明確にすることで、お客様が「この人は自分にピッタリだ」と感じやすくなります。

ストーリーで共感を生む

ブランドの背景にあるストーリーを伝えることで、ただの商品・サービスではなく、「人」として記憶に残ることができます。

例えば、行政書士さんの場合

Cさんは、開業したばかりの行政書士。
専門性の高い職業でありながら、差別化が難しいと感じていました。
そこで、自分が行政書士になった理由をストーリーとして発信することにしました。

「私は元々、家族の相続問題で悩んだ経験がありました。そのときに、親身に相談に乗ってくれる専門家がいなかったら…と思い、行政書士を目指しました。」

このストーリーをブログやSNSで発信したところ、「Cさんにお願いしたい」というお客様が増え、リピーターにもつながりました。


1人起業家が記憶に残るブランドを作るためには、

  • ビジュアルの統一(ロゴ、カラー、フォントなどを統一)
  • ブランドの「らしさ」を一言で伝える(キャッチフレーズを決める)
  • ストーリーで共感を生む(自分の想いを伝える)

これらを意識することで、お客様の記憶に残り、リピートにつながりやすくなります。

あなたのブランドは、どのように記憶されたいですか? ぜひ、今日から意識してみてください!

メルマガ購読

個人起業家が、集客に追われずに安心してビジネスを行うには、ずばり「お客様に思い出してもらえばいい」のです。

そのために抑えるべきポイント、また、その根底にあるべき、お客様のことを本気で考える「おもてなし」の気持ち。

そんな、お客様に「思い出してもらう」ために必要な要素を、毎日メールでお届けします。