こんにちは。
子供が3人いると授業参観は、あちこちの教室へ顔を出すので、かなり疲れる、おもてなしデザイナーの洞澤葉子です。
ひと月ほど前のことになりますが、我が家の三男(小1)の授業参観に行ったときのこと。参観する授業は、道徳でした。
内容は、「はしのうえのおおかみ」というお話を読んで、親切にすると相手も自分も嬉しい。相手の気持ちを考えてみよう、というテーマです。
子供達のトラブルで多いのが、自分勝手な自己主張。自分勝手は困りますが、自己主張がないのも、今の時代には心もとないので、双方のバランスが大事になりますね。
相手の視点という心構え
では、大人になれば、相手の気持ちを考えて行動できるのでしょうか?
これは、大人になってもかなり困難なようで、多くの起業家は、ついついお客様の視点を忘れて、自己主張ばかりになってしまいます。
ここで重要になってくるのが、昨日からお伝えしている「デザイン思考」を活用する際に、最も重要な「ユーザーの視点」という心構えです。
デザイン思考を活用するためには、相手の視点を含めた、4つの心構えが大切になります。
- 常にユーザー視点
- コミュニケーションを重視する
- まずは作ってみる
- 1つのアイデアに縛られない
デザイン思考 4つの心構え
1. 常にユーザー視点
当たり前のように聞こえますが、この考え方ができていない起業家は、とても多いです。
「ユーザーが本当に悩んでいることは何か」「どのように解決するか」「なぜ必要なのか」「ユーザーが価値を感じるポイントはどこか」など、常にユーザー視点でプロセスを進めます。
ユーザー視点の定性的な要素と、ビジネス観点の要素が揃って初めて、その事業・サービスには価値があると言えます。
必ずユーザー視点で考えるようにしましょう。
2. コミュニケーションを重視する
チームメンバーやユーザーなど、あなたのビジネスに関わる人と、コミュニケーションを活発にしながら進めましょう。
アウトプットのクオリティはコミュニケーション量に比例する、と言われています。些細な議論も失敗した経験も、オープンに交わすことで、どんな人も意見しやすい環境の構築が必要です。
3. まずは作ってみる
最初から完璧な状態のモノを差し出す必要はありません。答えを知っているのはサービス提供者ではなく、ユーザーです。
そのため、早い段階で試作品・プロトタイプを作り、ユーザーに触ってもらうことが重要です。
検証・改善を繰り返すことで、最終的にユーザビリティーの高い商品・サービスを出す事ができます。
4. 1つのアイデアに縛られない
初期の段階からアイデアを固めすぎてしまうと柔軟性が失われます。
ユーザーの行動や要望は時代と共に変化するので、起業家は常に多様性のあるアイデアを持つ必要があります。
まずは多種多様なアイデアを発散し、仮説検証によって徐々に収束させればよいのです。
ここまでで、デザイン思考に必要な4つの心構えをお伝えしました。
次回は、デザイン思考を活用した事例をご紹介していきます。
メルマガ購読
そのために抑えるべきポイント、また、その根底にあるべき、お客様のことを本気で考える「おもてなし」の気持ち。
そんな、お客様に「思い出してもらう」ために必要な要素を、毎日メールでお届けします。