
特に仕事に対する期待もなく、将来の夢もなく、
ただ何となく、通いやすいから、帰りに寄り道しやすそうだから、
お給料がまあまあ良いから、という理由で入社した会社。
ここで、運命の仕事デザイナーというものと出会いました。
Illustratorとの出会い
OLとして、事務仕事をしていくなかで、たまたま社内報の制作に携わるようになりました。
始めは、Wordなどで作っていましたが、
上司から「Illustratorというソフトがあるから使い方覚えて」と言われ、
見よう見まねで使うようになりました。
当時、何となくカッコいいソフトがあるけれど、社内で使える人はいないという状態だったので、
見よう見まねでも、重宝されました。
でも、使っている当事者は、毎日マニュアルとにらめっこ。
もっとああしたい、こうしたいという気持ちもあり、
当時出入りしていた印刷業者の方を捕まえては、印刷について教えてもらいました。
でも、もっと上手に作りたいという気持ちがどんどん高まって、
あと、毎日の通勤電車に疲れてしまって、
とうとう退職して、デザインの勉強をすることにしました。
デジタルデザインの学校
退職後、貯金をはたいてデザインの学校に行くことにしました。
そこではデザイナーとして即戦力となるような、技術を覚えていきました。
一通り技術を覚えたところで、学校からアシスタントのアルバイトの打診を受けました。
さらに、学校で先生をしていたデザイナーの方にも、制作補助的なお仕事をもらえるようになりました。
貯金生活も長くなって、経済的に苦しくなってきていたので、
大喜びでお仕事うけさせていただきました。
今思い出しても、この頃は結構ついていたと思います。
人に恵まれていました。
この時に知り合ったデザイナーの先生たちは、
本当に腕のいい方たちでしたので、とても勉強になりました。
アルバイト生活が1年を過ぎたころ、
もっと違うデザインの仕事をしてみたいと思うようになり、
会社勤めをしたいなあと思うようになってきました。
つづく
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