一見さんをお得意さまに変える、おもてなしデザイナーの洞澤葉子です。 
ブログ記事を見ていただき、ありがとうございます。

この記事をかいているのはお正月なので、お聞きしますが、年末年始は、どう過ごされましたか?
帰省、旅行、おうちでのんびり、家族と、友達と・・・私のFacebookのタイムラインには、さまざまな皆様の年末年始の様子が流れてきて、なんだか幸せな気持ちになります。

かく言う私は、昨夜は焼肉、一昨日はしゃぶしゃぶ、一昨昨日は回転寿司と、食べ放題続きの毎日に、すっかり胃が参っています。
何でこんなに食べているかといえば、食べ盛りの孫が来ると、おじいちゃんおばあちゃんは張り切ってしまうからなのです・・・。

お年玉と成長

日本の「おもてなし文化」に大きな影響を与えたといわれる、千利休の教えに「利休七則」といものがあります。お茶の基本の心構えである「おもてなし」について、利休が遺した七つの心得です。

さて、お正月といえば、子供達の最大の楽しみ「お年玉」。
お年玉をどう使うのか、という問題は、家庭によっていさまざまでしょうが、我が家では、普段両親が買ってあげないもの(親が見て不必要と判断したもの(笑))を、自分で買う時に使っています。

小さい頃は、お年玉をもらったら、アレが欲しいコレが欲しいと、持っていないおもちゃは、何でも欲しがっていました。長く使えるかどうかなんて、どうでもよくて、新しいおもちゃを見つけるたびに、心躍らせていました。

成長とともに、おもちゃで遊ぶことがなくなり、楽しいものはだいたいスマートフォンに入っているようになりました。ゲーム、友達、情報・・・。子供たちは、溢れる情報の中から、必要なものだけ選び取って、そこにお金を使うようになりました。

小さい頃は、新しいものなら何でもよかった。売り手からすると、目新しいものさえ作っていれば、子供たちは目を輝かせて飛びついてくれます。
ところが、成長するにつれて、単に新しいモノにではなく、自分にとって有益な情報だけを、手に入れるようになりました。受動的だった行動が、能動的に変わり始めたのです。

成長したユーザーにモノを届ける

この「おもてなし」の心得は、インターネットやAIが普及し、人と人とのコミュニケーションがさらに重要視されていくこれからの時代のビジネスに、大きく通じる部分があると感じたので、ご紹介します。

この状況は、ビジネスの現場にも当てはまります。

上の小さい頃というのは、まさに30年ほど前の消費者。パソコンも携帯電話もない時代、未来を感じさせてくれる新しいものに、目を輝かせて飛びついていました。

でも、今は成長した子供のように、消費者も成長しました。
技術は進化して、スマートフォントとお金があれば、大抵のことはできるようになりました。

こういう便利な時代にビジネスをするには、モノが誰の手に渡って欲しいか考える必要が出てきました。
動き回るユーザーに、しっかり狙いを定めて、モノを届ける努力が必要になってきたのです。

では、ユーザーにモノを届けるためには、具体的にどんなことを考える必要があるのでしょうか?
以下に、5つのポイントがあります。

長くなりますので、続きは次の記事へ。

  1. 誰にボールを投げるのか
  2. どんなボールが欲しいのか
  3. どんなボールを作るか
  4. どんな色・形で、どう投げるか
  5. ボールを拾ってもらえるのか

このように、ユーザーの視点に立ってユーザーのことを考えなければ、モノは届かない、売れない時代となったのです。
つまり、会社目線で「モノ」を作って終わり、という時代は過去となり、現代は、ユーザーの視点に立ち、モノだけではなく「コト」=体験を作る時代となってきたのです。

このような現代ビジネスの現場において必要になってくる、ユーザーの体験を作る視点・手法をつくるための考え方が、「デザイン思考」と呼ばれるものです。

仕事の現場で耳にしたころがあるかもしれませんが、この「デザイン思考」とは、経営やマーケティングなど、いかなる種類のビジネスにおいても活用できる「デザイナー的」思考の事を言います。

次回からは、この「デザイン思考」についての情報をお届けしていきます。

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新年と、お年玉と、ユーザーの成長” に対して1件のコメントがあります。

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