寒さが本当に苦手な、おもてなしデザイナーの洞澤葉子です。
一見さんをお得意さまに変えるブログを見ていただき、ありがとうございます。
今日から2月になります。
早いもので2019年も一月終わってしまいました…。
2月の初めといえば、節分。明後日2/3(日)ですね。
豆まきしたり、恵方巻きを食べたり。
小さい子供がいると、保育園・幼稚園や学校などの影響もあり、年中行事をしっかりやるようになりますね。
大人だけであっても、せっかく四季という季節の移り変わりが豊かな日本に生まれたのですから、それを楽しみたいものですね。
節分とは?
でも、そもそも節分とは、どんな行事なのでしょう。
漢字の通り、季節を分けるという意味があります。
季節を分ける日は、年に4回あり、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」と春夏秋冬それぞれに始まりの日が決められています。
実は、この春夏秋冬それぞれが始まる日の前日のことを「節分」というのです。
ですから節分は本来、年に4回あるのですね。
でも、その中でも特に「立春」は、一年の境目として重要視されてきたので、豆をまいて邪気を払う行事が定着してきたのです。
立春とは言え、まだまだ冷え込みは厳しく、特に2月は関東地方でも降雪が多い時期です。
昨晩も降雪予報が出ていましたね。
お茶室のおもてなし
季節感を大切にする茶道では、11月から4月は、炉の時期になります。
畳を四角にくり抜いて、そこに囲炉裏を設置し、炭で火を起こして、湯を沸かします。
炭が近くにあり下のほうから暖めてくれるし、湯気で加湿されるので、部屋全体が暖まります。
しかし、今日からそれでも寒い2月。
この一年の中でも厳寒の2月にだけ登場する、お茶室のおもてなし「大炉」というものがあります。
通常の「炉」よりも、広くくり抜かれた畳のスペースに、より多くの墨を置き、広口の釜を設置するので、より暖かくなります。
この大炉、準備をするのがなかなか大変です。
昨日はお掃除お手伝いの日だったので、先生と一緒に大炉の準備を。
畳を入れ替え、灰を入れるまでが一苦労。さらに釜はより重いし、湯の量も多いし、本当に重労働です。
そしておそらく私が帰った後に、先生はさらに床の間の入れ替えをします。
お正月の飾りである結び柳も終わり、花入れが変わり、掛け軸も「寿福(?)」から他のものに変わります。
一杯の抹茶のためにここまでするの?!とも思いますが、ここまでして出される一杯だからこその、一期一会の瞬間なんですね。
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