「イベントやセミナーを行って、商品を提供していますが、毎回集客するのが大変です。」
こういったお悩みをお聞きすることがあります。

ホームページやSNS、チラシなどで頑張って宣伝しているのに、なぜこういうことが起こるのでしょうか。

そもそも、誰にリーチ(届けようと)していますか?

ここに一つのキャンペーンがあります。

デンマークの赤十字が、移民専用の診療所を作ったので、多くの人に広めたいと思いました。
ただし、これを使ってもらいたい人は、移民。
言葉も文化も習慣も異なっていますが、唯一共通していることがありました。
それは、ゴミ箱や路上から空き缶を集め、それを換金することで生活している人が多いということ。
デンマークの赤十字は、ここに目を付けました。

The Red Cross CANpaign from Konstellation & Republica on Vimeo.

言葉も通じなければ、メディアを見ることもない。
そんなターゲットを相手にすることになっても、伝える手段は必ず存在します。
それを探り当てるためには、ターゲット(お客様)がどのような生活をし、どのようなメディアに触れ、どのようなことに価値を見いたしているのかを分析して、適切な方法でリーチすることが大切です。

そもそも、継続する方法がありますか?

では、ターゲット(お客様)に情報が届き、イベントやセミナーに来ていただけました。
お客様は満足し、アンケートに記入していただきました。

ん?ちょっと待ってください。
お客様がイベントやセミナーに申し込んだ時、またはアンケートに記入した時、その後連絡が取れるような、お名前、メールアドレス、電話番号など、ご記入いただいていますか?

一度イベントやセミナーに来てくださったお客様は、既にあなたの商品に興味を持ってくださっている方です。
つまり、次にまたイベントやセミナーがあれば、「来てくださる可能性が高い方たち」ということです。
そういう方に積極的にお知らせしていくことは、新しいお客様にリーチするよりも、数段集客が楽になります。
費用対効果は、新規顧客獲得の1/5程度といわれています。

ですが、そもそもあなたの商品に、継続して購入するものはありますか?

例えば、セルフマッサージの講習をしているインストラクターがいます。
お客様は講習を受けて、大変満足して帰られました。
でも、その後どうしますか?

帰って数日は、気分が高まっているので、頑張って自分でやってみます。
→数日たつと、このやり方で正しかったか不安になります。
→正しくないやり方で続けていて、あまり効果が出ずに、やるのが面白くなくなります。
→やっても効果がないという印象を持ってしまいます。

・・・困りますね。

こんな状況にならないためにも、お客様のフォローアップができるように、連絡先を教えてもらってください。
そして、お客様に正しいやり方、効果のでるやり方を伝えるフォローアップ講習や、講習を受けたお客様同士が集まって一緒にやるコミュニティなど、二度目三度目と、あなたの商品を継続して使える場を提供します。

そもそも、頑張る方向を間違えていませんか?

このように、イベントやセミナーなどの集客を頑張る前に、以下のことを考えてください。

  • お客様に何度も来ていただくルートを作る
  • 既に来たことがあるお客様に、優先的にアプローチする
  • どんなお客様に来てもらいたいのか決めて、そのお客様のことを調べる
  • 来ていただきたいお客様に向けて、情報発信する

どうせ頑張るなら、闇雲に突っ走るよりも、きちんと方向を定めて頑張るほうが、数倍効果的ですよね。

メルマガ購読

個人起業家が、集客に追われずに安心してビジネスを行うには、ずばり「お客様に思い出してもらえばいい」のです。

そのために抑えるべきポイント、また、その根底にあるべき、お客様のことを本気で考える「おもてなし」の気持ち。

そんな、お客様に「思い出してもらう」ために必要な要素を、毎日メールでお届けします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください