こんにちは。忙しい!と思うときこそ、「時間は作るもの」と自分に言い聞かせている、 おもてなしデザイナーの洞澤葉子です。 

一見さんをお得意さまに変えるブログを見ていただき、ありがとうございます。

私はだいたい毎朝、ノートに一日の予定と、やるべきことと優先順位、前日の振り返りを書き出す時間を取っています。
時間にして、15~30分程度だと思いますが、これをやった日とやらない日では、一日の充実度がずいぶん変わってきます。

特に、忙しい時、外出する時など、隙間時間や移動時間を有効に使うために、どんなことをするか予め考えておくといいです。

とはいえ、なかなかスケジュール通りにならないことも多いですが、今日一日何をしたっけ?という日は、無くなります!

オッカムの剃刀

突然ですが、みなさん、オッカムの剃刀という言葉をご存知ですか?

14世紀のフランシスコ会修道士で、哲学者でもあった、オッカム村出身のウィリアムが提唱したもので、シンプルなものこそが望ましいという原則です。

オッカムの剃刀(オッカムのかみそり、英: Occam's razor、Ockham's razor)とは、「ある事柄を説明するためには、必要以上に多くを仮定するべきでない」とする指針。もともとスコラ哲学にあり、14世紀の哲学者・神学者のオッカムが多用したことで有名になった。様々なバリエーションがあるが、20世紀にはその妥当性を巡って科学界で議論が生じた。「剃刀」という言葉は、説明に不要な存在を切り落とすことを比喩しており、そのためオッカムの剃刀は思考節約の原理[2]や思考節約の法則、思考経済の法則とも呼ばれる。またケチの原理と呼ばれることもある。

ja.wikipedia.org

短ければ短いほどいい、と言っている訳ではありません。
必要ならば言葉を尽くして説明するべきだし、私を含め、言葉が足りなくて他者に理解してもらえない人は世の中にたくさんいますから。

ただ、必要十分な情報はあるのに、余計な装飾(虚飾)や空虚な言葉を追加すれば、それは冗長でしかありません。
オッカムの剃刀とは、そういう無駄を省いてコンパクトにしなさい、という戒めです。

日本でいえば俳句(17文字)は、まず短歌(31文字)が生まれて、それをもっと省略して作られた、コンパクトさの極み、世界最短の定型詩です。
オッカムの剃刀が使われることによって生まれた文芸の好例とも言えます。

そうは言っても、コンパクトさ、シンプルさを保つのは本当に難しいです。
どうしても言葉を足したり、装飾を加えたほうがわかりやすく伝えやすいと思ってしまって、実際そうしてしまうんですね。

iMacの進化

オッカムの剃刀を積極的に使いこなした例として、iMacがあります。
アップル社ほど、この原則を上手く使っている会社はないのではと思われていました。

でも、シンプルさを保つということは、本当に難しい。
常に同じようにいようとすることも難しい。
どうしても慣れてくるのか、飽きてくるのか、なにか付け足したくなるのが人なのでしょうか。

お客様がそうおっしゃっているから、そのほうが売れるから、説明しやすいから、という具合に、人も企業もどんどん何かを付け加えてシンプルさを壊そうとしてしまうんです。

アップル社でさえ、スティーブ・ジョブスが商品点数を4つまで減らしたのに、いまでは、iPhoneだけをみても、iPhone Xs、iPhone Xr、iPhone 8、 iPhone 7と、同時期に4種類のiPhoneを売り出しています。
ジョブスが大嫌いだったはずのスタイラス(ペン型デバイス)も、いまではApple Pencilとして売られていますね。

オッカムの剃刀タイム

そんな時、思うのです。
オッカムの剃刀をたまには使おうと。

週に一度くらい、オッカムの剃刀を使う時間をスケジューリングして、無駄や冗長な事柄が自分たちの日常に潜んでいないか、チェックするというのも必要なことなのではないかな、と思うのです。

うん、そうだ。
今日はオッカムの剃刀タイムを予定にいれよう!

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