こんにちは。一見さんをお得意さまに変える、おもてなしデザイナーの洞澤葉子です。
今週は、「人を動かす」というテーマを、実戦を交えてお届けしてきました。
実践をしてきて、非常に感じるのは、継続しなければ意味がない、ということです。
特に、子供との関わりにおいて、一度や二度、実践して成功したところで、一時的に動かすことはできても、本当の意味で自主的に「動く」ようになるには、程遠いです。
では何が必要か。
それは、ずっと続ける姿を見せることと思います。
継続していくことで、親の覚悟を見せるのです。
継続の見本
継続することで見える「覚悟」の見本となる事例として、私が尊敬して止まない方をご紹介したいと思います。
編集工学者、編集工学研究所所長、イシス編集学校校長
松岡正剛 さんです。
松岡校長を知ったのは、15年以上前のことでした。
当時開校して間もない、先進的なオンラインスクール「イシス編集学校」に入学したのがきっかけです。
私が入学した「イシス編集学校」も、現在まで続いていますので、「継続」という面で、すばらしい成果をあげています。
でも、より「継続」を感じるのが、松岡校長が2000年から始めた「千夜千冊」という、WEB連載です。
当初はほぼ毎日、一冊の本を取り上げて、紹介してくれるのです。
4年後、1000冊を越えたときには、記念パーティも開催されましたが、その後も形を変えながら続き、19年後の現在、1700冊という膨大な量の紹介文がアーカイブされています。
「継続」は「覚悟」の表れ
松岡校長にとって、この「千夜千冊」は、アウトプットの場であり「数稽古」の場であると、おっしゃっています。
読書はインプットばかりに精を出していても、ダメなのである。
―――――セイゴオ「ほんほん」より
適度にアウトプットをすることも必要だ。
これはゴミ出しや断捨離ではない。
生命が適度にエントロビーを捨てているようなものだ。
新陳代謝を動かすのである。
なぜ、松岡校長はこんなに「継続」するのかと考えてみました。
するとそこに、松岡校長の「覚悟」が見えてきました。
モットーは「生涯一編集者」
―――――松岡正剛プロフィールより
松岡校長は、何でも「編集」といいます。
当時、結婚をひかえていた私に、「仕事やデザインはもちろん編集だけれど、料理も編集、子育ても編集だよ。」という言葉をかけてくださいました。
「編集」という考え方を広めていくための、松岡校長の「覚悟」です。
そこに多くの人が魅了され、共感し、追随していくのではないでしょうか。
私も、そんな松岡校長に魅了された一人として、このメルマガをまずは1000通目指して、「継続」していきます。
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