
こんにちは。一見さんをお得意さまに変える、おもてなしデザイナーの洞澤葉子です。
毎年小学校では、春に「学校紹介号」として、PTAから広報誌を発行しています。
去年までは、前年度のPTA役員が広報誌担当になり、発行準備をしていましたが、広報誌を作ることになれていない方も多く、年によって仕上がりのクオリティに差があるのが、課題となっていました。
そこで今年から、広報ボランティアとして、制作に関わる仕事をしている人、制作が好きな人が集まって、作ることになりました。
本来なら、プロデューサー兼デザイナーとして、がっつり加わりたかったのですが、諸事情あって、今回はスーパーバイザーというか、お姑さん的な立場で、制作進行を見守ることになりました。
与えられた仕事に対する取り組み方
広報ボランティアに参加してくれたのは、お仕事で広報担当だったり、編集さんだったり、パソコンがわりと得意だったり、イラストを描くのが得意だったり。
皆さん、イイ物を作ろう!という気持ちは一緒だけれど、それぞれお仕事など抱えているものもあるので、できる範囲で頑張ろうというスタンスでスタートしました。
ところが、一つ大きな問題がありました。
スケジュールに対する見積もりの甘さです。
お仕事で制作にかかわっている方は、締め切り前のドタバタを知っているので、できるだけその状況を回避しようと、前倒しで作業を進めます。
(そうはしていてもドタバタしてしまうものですが・・・)
でも、制作に関わったことがない方は、作業時間の見積もりが甘かったり、考えながら作業をするので修正が多かったり、とにかくスケジュール通りには進みません。
結局締め切り間際になって、アレが足りないコレが間違っている、もっとこうしたらいいんじゃないか、イヤイヤ今更ムリでしょ・・・諸々ドタバタの要因が出てきます。
そこで起きてくるのが、内部紛争です(笑)
最初に決めたスケジュールで、なぜ動かないのか。
今更そんなこと聞かないで。
そこは最初にこう決めたじゃないの。
できるって言ったのに、なぜいまの段階でできないって言うの。
・・・
争わずに助け合う
君子争うところなし
君子といわれる人格者は、人と争うことはない
頭がよくて口の達者な人は、とにかく議論しようとします。
自分がいかに正しいか、相手がどうして間違っているのか、
それを理詰めで証明して見せようとします。
ところが、君子はむやみに正論を振りかざしたりはしません。
むしろ、相手の立場や考えを理解しようと努め、その人が言葉にできない部分までも拾っていきます。
すると、論点や利害が整理されて、解決に繋がり、全体が次のステップに進め、人間関係もよくなります。
個人プレーよりも、チームで盛り上げていく。
これこそ、君子的な働き方といえるでしょう。
幸か不幸か、私は、頭がよくて口が達者な人ではありません。
どちらかと言うと、そういう人にやり込められてしまう人です。
理詰めで議論は、大の苦手。
だからこそ、相手が何を言いたいのかを考え、チームとして全体として、向かうべき所はどこか、俯瞰した立場で話をするように心がけます。
争うよりも、助け合うアプローチを。
皆がそのようにすれば、全体の生産性が上がっていくこと、間違いなしです!
という訳で、昨日は原稿をまとめ上げる作業に明け暮れました。
どんな仕上がりになるのか、楽しみですが、それよりも、この体験を通して、ボランティアに参加してくださった方が、少しでもご自身の成長や考え方に、変化を起こして下さったらいいなと思います。
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