こんにちは。一見さんをお得意さまに変える、おもてなしデザイナーの洞澤葉子です。
昨日は次男の野球の試合が行われましたが、次男はベンチからのスタートで最終回での選手交代で出場するも、打順は回って来ずに試合終了。
実は、次男は1年生から野球を始めて、同学年チームではキャプテンを務めており、背もそこそこあり、プレーも悪くないので、自他共に認めるレギュラー選手でした。
それが、昨日の試合ではベンチスタート。
相当悔しかったようです。
本当の理由はわかりませんが、本人としては、次の三点で選ばれなかったのだろうと考えました。
①試合前の練習でふざけていた
②守備が上手くない
③監督の気分
③が出てくるあたりが、まだまだ反省の余地があるのではとも思いましたが、口を出さずに、今日の出来事・その理由とその時の気持ち・改善するにはどうするかをまとめて、野球ノートに書くようにいいました。
そして本人なりに、毎日の素振りや野球に対する態度を改めると言う改善策を見出したので、それが続くようサポートしていきます。
日々の努力の積み重ね
子供でも大人でも、何かを成し遂げようと思えば、必ず小さな積み重ねや見えない日々の努力が必要です。
努力が形になって、目に見えるような進化となるまでには、タイムラグがあるので、途中で投げ出したくなってしまう場合もあるでしょう。
孔子の言葉にも、こういうものがあります。
譬えば山を為るが如し。未だ一簣を成さざるも、止むは吾が止むなり。
譬えば地を平らかにするが如し。一簣を覆すと雖も、進むは吾が往くなり。人が成長する道は、山を作るようなものだ。あともう一かごの土を運べば完成しそうなのに止めてしまうとすれば、それは自分が止めたのだ。
それはまた、土地をならすようなものだ。一かごの土を地にまいてならしたとすれば、たった一かごといえど、それは自分が一歩進んだということだ
「止むは吾が止むなり」は、自らを鍛えるのに必要な心構えです。
剣豪・宮本武蔵は『五輪書』で「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とす」と説きました。
果てしない繰り返しの末に、成果はあらわれます。
やめようと思えばやめられるけれど、もうちょっとできるところで粘りを利かせる。そこが、力が伸びていく分岐点なのでしょう。
そして、これを体現してきた野球少年たちのヒーローが、昨日、一つの山を作り終えました。
イチロー選手の引退です。
会見の中でとても印象に残ったのは、
「できると思うから挑戦するのではなくて、やりたいと思うからやればいい。その時にどんな結果が出ようとも後悔はない」という言葉です。
やると決めたら、やり続ける。
それを全うしてきた人だから、「自分なりに頑張ってきたとはっきり言える」と言い切れるのでしょう。
最後にイチローが語った言葉、
「つらいこと、しんどいことから逃げたいと思うのは当然だが、エネルギーのある、元気な時にそれに立ち向かっていく。人として重要なことなのではないかと感じている。」
これこそ、「止むは吾が止むなり、進むは吾が往くなり」なのだと思いました。
野球少年たちを始め、たくさんの人々に、夢と希望を与えてくれたイチローに、心から「ありがとう」を贈ります。
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