こんにちは。
見えないかもしれませんが、フランス文学科卒のおもてなしデザイナーの洞澤葉子です。 

一見さんをお得意さまに変えるブログを見ていただき、ありがとうございます。

今日、起業仲間の一人がフランスへ旅立ちます。
彼は、サラリーマンをしながら、自分の内から沸いてくる情熱と夢を諦めず、とうとう脱サラして夢を叶えるために、渡仏することになりました。
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情熱ワインの造り手 やりたいことに生きる30代からの転身

ところで、渡仏するにあたって、丸山さんは荷造りしましたが、その量50kg強!さんざん断舎離しての荷物なので、全て必要なものなのでしょう。
私も改めて、もし自分がどこかへ行くときに、これだけは持って行こう!というものは何だろう?と考えてみました。

火事のとき、商人が真っ先に守ったもの

火事が多かったといわれる江戸。その江戸時代、商人は店が火事になると真っ先に守ったもの、それが「大福帳」と呼ばれるものです。
大福帳を抱えて、井戸に逃げ込み焼けることから守ると言われていたほど、重要視していたもの。

そんな大福帳とは、当時の顧客データベースです。
江戸時代から明治大正の頃まで使われていたという、「帳簿」の一種で、中には顧客名、何を、いくつ、いくら売ったのかという記録がされいたそうです。

一説には、大福帳は特殊なこんにゃくで作った紙を使っているので、水につけてもにじまない。
それで、火事が収まってから、井戸から大福帳を引き上げ、商品が燃えてしまったお詫びかたがた、大福帳に記載されたお客様や取引先に、一軒ずつあいさつ回りをします。
すると、お客様がまた商品を買ってくれたり、取引先も良くしてくれます。

つまり、たとえ商売ができなくなっても、大福帳=顧客データベースさえあれば、いくらでもやり直しができるということです。

顧客情報を集めよ!

昨日のメールでも、顧客情報を集めよう!ということをお伝えしましたが、集めることの大切さが、さらにお分かりいただけたでしょうか。
「大福帳」=「顧客データベースが福を呼ぶ」と命名したところからも、江戸時代から大福帳の重要性を感じていたと言えます。

ビジネスを始めたばかりの方や、新製品を開発した方は、えてして新規顧客を獲得したがります。
もちろんそれは必要なことなのですが、それよりも先に、あなたとお付き合いのある方や既存のお客様に、購入してもらうことが肝要。

なぜなら、新規顧客に対しては、自分の商品やサービスの特徴と優位性を、イチからお伝えしなければなりません。
すると、周知のための広告宣伝や営業努力などの、金銭的・時間的コストがかかります。

そうであれば、まずは既存のお客様から、そして新規顧客は既存のお客様からの紹介を促す仕組みを造るほうが効率的ではないでしょうか。

一見さんよりもお得意さま。 
これが基本です。

その人が必要かどうか、購入してくれるかどうか、それは置いておいて、あなたを応援してくれている身近な人、お世話になった人から、声をかけてくださいね。

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