こんにちは。一見さんをお得意さまに変える、おもてなしデザイナーの洞澤葉子です。

昨日、メルマガの感想をいただいて嬉しかったとお伝えしたら、早速とても大切なお客様からご感想をいただきました!

いつも本当にためになります!
私もメルマガを始めたいな、と思うようになりました。

こうして、私の行動から、誰かが行動や考え方を変えてくれて、社会が変わっていくのかと思うと、ワクワクしますね!

熱意が、ばらばらの意見を生み出す

昨日のメルマガで、フロントエンド商品とバックエンド商品という、2段階で販売していく方法をお伝えしましたが、今日は、その商品を考えるときのポイントをお伝えします。

一人起業家とは言え、誰かと一緒にイベントや商品開発を行う、又はコラボレーションするということは、あるかもしれません。
そんなときに、とても重要な考え方です。

私も現在、いくつか共同プロジェクトに参加させていただいていますが、商品展開やブランディングなど行っていくときに、必ずつまずく場面があります。

ある人は、たくさん商品展開したほうが多くの人に受け入れてもらえる。
またある人は、リソースの問題もあるので、まず一つの商品をしっかり作り上げよう。
またある人は、ブランディングにはまずインパクトが大事だ。
またある人は、押しが強くなく、色々な場所に馴染むデザインが使いやすい。

色々な立場の人の、色々な経験や知識から、色々なご意見を下さります。
プロジェクトに対する熱意が高いほど、白熱した議論になって、収拾が付かなくなる場合もあります。

でもなぜ、こんなに意見がばらばらになってしまうのでしょう?

企画の軸を持つ

この根本的な問題は、企画しているプロジェクトの商品やサービスを、
「誰が、いつ、どこで、どのように使うか」
が決まっていない、もしくは共有できていないことから起こります。

特に「誰が」という、このプロジェクトの「理想のお客様」像がないのです。

どんな商品やサービスも、「誰か」の問題解決ができて初めて、価値が上がります。
「理想のお客様の」かかえる問題を、プロジェクトのメンバーで共有しないと、それを解決する方法としての、商品・サービスの企画の軸がずれてしまうのです。

企画の軸、つまり「理想のお客様」がしっかり決まっていれば、メンバーから上がってきた意見を、そこに付け合せてみて、適当か不適当かがわかるようになります。

ターゲットと理想のお客様の違い

じゃあ、ターゲットを決めればいいのね!
いえいえ、ターゲット設定では、弱いです。

ターゲット設定というと、40代、女性、ワーキングマザー、子供は小学生…のように、ざっくりとしたくくりになり、そこには何百人と対象者がいます。
ところが、理想のお客様は、「一人」に決めます。「たった一人」です。

なぜ、「たった一人」に決めなくてはいけないのでしょうか?

例えば、新しいバッグの商品開発をする時、「40代、女性、ワーキングマザー、子供は小学生」をターゲットとしました。
ところが、ワーキングマザーとは言え、状況はさまざま。

通勤一つとっても、お弁当だけ持って出社すればいい方、毎日パソコンを持ち歩く方、バイクで通勤する方、などなど、多様です。
お弁当だけ持っていく方と、パソコンを持ち歩く方と、必要なバッグの機能は全く違うので、全く違う商品のご提案が必要です。

それぞれの状況に合わせて、細かくカスタマイズできる、高スペックなバッグを開発しますか?
それぞれの方の希望の、最大公約数をとって、無難なバッグを開発しますか?

これがもし、「たった一人」の理想のお客様を設定したら、
「洞澤葉子、4●才、個人起業家、子供は小中学生…」となり、
この人が抱えている問題、例えば「A4書類が入る大きさ、自転車で移動するので大きすぎない、起業家として恥ずかしくないデザイン…」など、具体的な問題が出てくるので、それを解決するようなバッグを作ればいいのです。

いろいろ迷う必要がなくなり、スムーズにプロジェクトが進みます。

ぜひ、今現在抱えているプロジェクトの「理想のお客様」は誰なのか?考えて、メンバー同士で共有してくださいね。

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